校長だより

2024年5月 2日 (木)

4月が終わりました。本格的なスタートです

校長の稲吉です。

5月に入りました。
新年度が始まり、1か月が過ぎようとしています。

学校では、教育活動が本格的に始まっています。
1年前は、まだ、新型コロナウイルス感染症による制限があり、授業中も給食中も机は前を向いたままでした。今は、子供たち同士が顔を見合いながら、話しながら、授業をしたり、給食を食べたりしています。
当たり前の日常ですが、改めて大切だと感じます。

1年生の子供たちも学校生活に慣れ始めてきました。
長い放課には、「早く外に行きたい!!」という気持ちが、下駄箱に向かう姿から感じられます。
6年生や5年生が1年生の教室に行ったり、運動場で共に遊んだりする姿がたくさん見られます。異学年の交流も増え、とても微笑ましく、温かい光景です。

このブログでも紹介をしましたが、先週、全校朝会で児童会、委員会委員長、学級委員の任命をしました。
代表となった子供たちには、緊張をしながらも、精一杯の返事をしようと頑張る姿がありました。もちろん、大きな声での返事ができることがよいですが、緊張で声が出なくても精一杯の姿は伝わります。そんな姿がたくさんありました。
代表にならない子供たちにも学級などで必ず、係があります。やるべきことがあります。自分に任せられた(やろうとしている)仕事に責任をもって、全員が取り組むことが、学級や学校を住みよく、楽しいものにすることだと子供たちには伝えました。

同じ日の給食の時間には、児童会や委員会がスローガンの発表をしました。

子供たちにとっても、私たちにとってもここからが勝負です。
子供たちは、自分たちが就いた役割や掲げたスローガンの達成に向けた具体的な取り組みを、私たちは子供たちに与えられた役割を通して、どのような子供たちを育てていくのかを具体的に考え、その実現に向け、取り組んでいくことが大切となります。

今年度は、昨年度以上に、子供たちの考え、主体的な動きを大切にしたいと考えています。
子供が様々な場面で活躍し、成長できるように支援をしていきます。

ご家庭でも、子供たちが、日々、どのような学校生活を過ごしているのか、話題にしていただければ幸いです。

明日からゴールデンウィークの後半に入ります。
あっという間に過ぎた4月ですが、子供たちなりに緊張したり、頑張ったりしたことと思います。
心と体がリフレッシュできる休みになるとよいです。

ゴールデンウィーク明けからは、運動会の練習が本格的に始まります。

ご理解とご支援をよろしくお願いします。

2024年4月13日 (土)

授業参観・PTA総会・引き取り訓練 ありがとうございました

校長の稲吉です。

本日、最初の授業参観、そして、令和6年度のPTA総会、更には引き取り訓練を行いました。

保護者の皆様には、多くの方に参観、参加をしていただき、誠にありがとうございました。

 

本日、お子様の姿を見ていかがだったでしょうか。

1年生は、新しい生活の中で緊張しながらも元気いっぱいな姿が、2年生以上も一学年上がった成長をした姿を感じていただけたでしょうか。

新学期が始まって、まだ1週間余りです。来週から、落ち着いて授業に取り組んでいきます。

お子様も新学期が始まってがんばった1週間だったと思います。この休みでしっかりと疲れを取り、来週から、元気いっぱいに授業や運動、遊びに取り組めるとよいと思います。

PTA総会では、少し長くなってしまい申し訳ありませんでしたが、本年度の学校経営の方針をお話させていただきました。

本年度も、昨年度と変わらず「よく学び 明るく 強い むろばっ子」をキャッチフレーズとして、子供を中心に据え、子供のことを第一に考え、職員が一丸となって教育活動に取り組んでいきます。

そして、コロナ禍を経て動き出した昨年度に加え、本校の新しい学校文化をつくりあげていく一年にしたいと考えています。

 

子供たちの健やかな成長や幸せは、保護者や地域の皆様のお力なくしては実現できません。

こぢんまりとした本校の良さ、保護者や地域の皆様の温かさを生かし、全校が一丸となって様々なことに取り組んでいきたいと考えています。

温かい目で見守っていただくとともに、本年度も保護者や地域の皆様方のご支援をよろしくお願いいたします。

 

新しい学年がスタートして1週間がたちました。

お子様の様子をご覧になって、何かお気づきのこと、心配なことがございましたら、学校までご連絡ください。

本年度もよろしくお願いいたします。

 

授業の様子は、先ほど、掲載させていただきました。

ぜひ、ご覧ください。

2024年4月 4日 (木)

令和6年度が始まりました

校長の稲吉です。

昨日までの雨があがり、まだまだ、きれいな桜が残る中、令和6年度がスタートしました。

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本年度は、202名の児童でのスタートとなりました。

久しぶりの登校、新しい学級や仲間、担任への期待からか、いつもより早く登校する子供たち、笑顔で門を通ってくる子供たちの姿が印象的でした。 

本日は新任式に始まり、始業式、入学式と「式」がいくつも続きましたが、子供たちからは昨年度よりも一つ学年が上がった成長した姿を、話を聴く姿勢などから感じることができました。

始業式では、昨年度同様、今年度のキャッチフレーズを伝えました。それは、

「よく学び 明るく 強い むろばっ子」

です。

これは、昨年度と変わらず、今年度も子供と教師のキャッチフレーズとして、その姿の実現に向け、全校で取り組んでいきたいと考えています。

本校の校訓「やりぬく力 明るい心 じょうぶな体」につながる部分です。

それぞれの子供が、それぞれのクラスが、このキャッチフレーズの具体的な姿を考え、取り組んでいきたいと考えています。

 

その後の入学式では、26名の一年生を迎えました。

一年生の子供たちには、先ほどのキャッチフレーズを示すとともに、「話をしっかりと聴くこと」「元気な挨拶をすること」「勉強や運動、遊びに挑戦すること」の3つを大切にしようと伝えました。

一年生はとても立派でした。全員がその子の精一杯の返事をし、しっかりと立って一礼ができたり、よい姿勢で話が聴けたりしていました。

来賓としてお迎えした各園の園長先生や関係の先生方から、一年生の立派な姿や頑張りを褒めていただきました。

もちろん、在校生も緊張感を感じる姿勢や話の聴き方だったり、大きな声で歌が歌えていたりと迎える姿として立派でした。

子供たち全員が一体となり、それを見守る保護者や来賓の皆様により、温かい雰囲気に包まれた入学式となり、学校としてよいスタートが切れたと感じています。

 

本日、担任との新たな出会いをし、スタートを切ったお子様の様子はいかがだったでしょうか。

しばらくは、期待や不安など、様々な思いを抱えながら過ごすのではないかと思います。

ぜひ、しばらくの間、帰宅後の子供に学校の様子をお聞きいただければ幸いです。

何かございましたら、いつでも担任や学校までご連絡ください。

 

本年度も室場小学校の教育活動が始まります。

新型コロナウイルス感染症による制限も本格的になくなり、昨年度以上に、子供たち一人一人が活躍する教育活動を展開していきたいと考えています。

保護者や地域の皆様のお力添えにより、今年度も、精一杯、子供たちの健やかな成長を目指していきます。

どうぞ、温かいご理解とご支援をよろしくお願いいたします。

 

今年度も不定期ではありますが、このブログを校長だよりの代わりとして掲載させていただきます。ご一読いただければ幸いです。

 

今年度一年間もよろしくお願いいたします。

2024年3月19日 (火)

卒業

校長の稲吉です。

 

本日、29名の卒業生が巣立ちました。

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コロナ禍を経て、久しぶりに全校児童が参加をし、また、多くのご来賓の方にご臨席をいただき、卒業式を開催することができました。

 

卒業式当日を迎えるにあたり、卒業への気持ちを行動で示し後輩たちを引っ張る卒業生、最高学年としてのバトンを引き継ぎ、自分たちが在校生のリーダーだと姿で示そうとする5年生、それに続く4年生以下の子供たち。

全校が一体となって、卒業式をつくりあげる中で、子供たちの、卒業生のために、在校生のために、これまでお世話になった人のためにといった、感謝の気持ちや自己犠牲の心が大きく育ちました。

 

「卒業生・在校生、別れの言葉」と典礼が話した瞬間、在校生の姿勢がピンと伸び、目は卒業生を一心に見つめ、一言も聞き漏らすまいと耳を澄まし、歌う際にはマスクは邪魔だと外し、涙をぬぐいながら歌う姿がありました。

ここに卒業生が後輩たちと築き上げてきた信頼関係を見ることができました。

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コロナによる制限から解放され、子供同士のかかわり、最高学年としての活躍する姿をたくさん見せる機会が増えたことも、信頼関係を築いた一つかもしれません。

 

卒業生、在校生、全校児童の頑張りと成長に心からの拍手を送りたいと思います。

もちろん、保護者のみなさまもご家庭において、卒業式のことを話題にし、励ましていただけたことと思います。ありがとうございます。

 

改めて、卒業式で、体育館に響く子供たちの心のこもった声や歌声が聴けること、職員も含めた一体感を味わうことができること、本当に素晴らしいし、ありがたいことだと感じました。

これまでは、それが当たり前でしたが、そのありがたさを改めて今年度の卒業式で感じました。

 

卒業生のこの先の道が、しあわせいっぱいであることを心から祈念をしています。

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本年度、在校生が登校するのも残り2日となりました。

 

よい終わりを迎えられるよう、取り組んでいきます。

 

本日までの保護者や地域のみなさまの温かいご支援に感謝申し上げます。

2024年2月21日 (水)

大切なもの

卒業に向けて

校長の稲吉です。

 

「大切なものに 
 気づかない 僕がいた
 今 胸の中にある
 あたたかい この気持ち」

 

これは、「大切なもの」という歌の歌詞の一部です。

 

校長室にいると、朝の会や音楽の授業で、この歌が流れてきます。

思わず、口ずさんでしまいます。

 

卒業に向けて、全校が動き出しました。

今年度は、コロナ禍を経て、全校児童の参加による卒業式を行います。(これまでは、低学年は卒業式前にお別れの会をしていました。)

 

マスク着用や声出しの制限がなくなり、思い切り返事をしたり、呼びかけたり、歌を歌ったりできます。

卒業式自体は短い時間であり、できることは限られています。

その限られた所作の中で、卒業生は、在校生は、どのように気持ちを伝えていくのか。

もちろん、それに向けた過程でも同じことだと考えています。

 

私自身の経験から、この卒業式に向けた取り組みで、子供たちは、心がとても大きく成長すると考えています。

一つ学年を上がるという意味も含め、私たちは子供をもう一段階、伸ばしたいと考えています。 

 

この「大切なもの」の終わりは、次のような歌詞となっています。

 

「大切なものに
 気づかない 僕がいた
 一人きりじゃないこと
 君が教えてくれた
 大切なものを…」

 

教室や音楽室から聞こえてくる、子供たちの気持ちが入りつつあるこの歌を聴いていると、少しずつですが、卒業式当日の風景が見え始めてきました。

残り20日余り。お互いを思いやり、大切にしながら、あたたかい卒業式をつくり上げていきます。

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2024年2月 7日 (水)

授業参観、ありがとうございました。

校長の稲吉です。

 

本日の授業参観へのご参加、ありがとうございました。

多くの保護者の方に参加をしていただきました。

また、6年生の保護者の皆様には、引き続き、中学校への入学説明会にもご参加いただき、ありがとうございました。

 

今回の授業参観では、コロナ禍が明けたため、全校で「メディア機器の使い方」や「ネットモラルについて」を学ぶ授業とし、さらに、一部、保護者の方にも入っていただく形としました。

本日の授業の内容はどうだったでしょうか。

 

私自身、二度の中学校での勤務経験があります。

一度目の勤務の時は、携帯電話(いわゆるガラケー)が子供の中に普及し始め、子供同士でメール(メッセージ)のやり取りが行われ始めました。そして、それにかかわるトラブル(途中でやめることができない、思いが十分に伝わらないことからおこる人間関係)が多く起こり、子供たちも保護者の方も多く悩み、家庭においても大きな課題となりました。

二度目の勤務の時は、スマートフォンの普及が始まり、それに伴いLINEやFacebook、Twitter(現X)といったSNSを子供たちが使い始めました。LINEではガラケーのメールで起こったトラブルが起こり、FacebookやTwitterではその発信内容でのトラブルが起こりました。子供たちとSNS上の社会は現実社会と同じものかということも考えました。

 

そして、今、このような問題が小学校でも起こりつつあります。

今、何とかしなければと、とても危惧しています。

 

本校では、昨年度からメディア機器の使い方やネットモラルについて取り組んできました。規模の大小はありますが、学級内でも子供たちの実態に合わせて担任が授業をしたり、話をしたりしています。

今回は、その取り組みの一環として、一部、保護者の方にも参加をしていただきながらの授業を進めました。

担任からは、保護者の方からの発言もいただけた、お子様と一緒に考えていただけたとお聞きしています。

ありがとうございます。

 

スマートフォンやタブレット、ゲーム機といったメディア機器の使用は、ご家庭が主となります。

きっと現在も、各ご家庭において、その使い方には気を配ってくださっていることと思います。

 

ただ、私たちが思っている以上に子供たちのメディア機器への知識や理解とその利用は進み、知らないうちにトラブルが生まれたり、危険にさらされたりしています。

 

その危険性を伝えることができるのは、それを見聞きしたり、経験してきたりした私たちや保護者の皆様といった大人です。この取り組みは、保護者の皆様のご理解とご協力をなくしては、成立しません。

 

今は、メディア機器の使い方やネットモラルについての取り組みは小学校でも遅いと言われ、幼児期からの取り組みが必要だとも言われています。

 

本日の授業をきっかけとして、今、ご家庭で取り組んでいただいていることについて、改めてお子様とお話をいただければと思います。

 

子供たちが安心して生活し、健やかに成長できるよう、ご理解とご協力をお願いします。

 

本日、今年度最後の授業参観となりましたが、ありがとうございました。

 

今年度も残り30日余りとなりました。

次の学年に向け、各学級、子供たちはラストスパートに入っています。

しっかりと成長した姿で今の学年を終えることができるよう支援をしていきます。

 

改めまして本日は、ありがとうございました。

2024年1月 1日 (月)

本年もよろしくお願いいたします。

明けましておめでとうございます。

昨年中は、保護者や地域の皆様に様々な場面で本校の教育活動を支えていただきました。

とりわけ、10月に開催しました創立150周年記念式典に向けては、室場地区の皆様のご理解とご協力をいただきました。改めて皆様の本校や子供への思いの温かさを感じました。

ありがとうございました。

新しい年が始まりました。

1月1日は、365日ある1年のうちの1日ではありますが、自分を取り巻く空気や雰囲気は、やはり何気ない1日とは違うものだと感じます。

気持ちをリセットさせられます。

職員一同、気持ちを新たに室場っ子の健やかな成長を目指して、一丸となって頑張ります。

皆様におかれましては、本年も温かいご支援をいただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。


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2023年12月22日 (金)

2学期、ありがとうございました。

校長の稲吉です。

 

まずは、先日の個人懇談、ありがとうございました。
保護者の皆様の思いやご家庭でのお子様の様子などをお聞かせいただき、担任にとって大変貴重な時間となりました。

本日で2学期が終了しました。

保護者の皆様、地域の皆様のご理解と温かいご支援により、子供たちの成長が見られた2学期でした。また、大きな事故や病気などがなく、本日を迎えることができたことに感謝をしています。

 

終業式では、2年生・4年生の代表児童と後期児童会長による2学期に頑張ったことと3学期に頑張りたいことが発表されました。

特に児童会長からは、3学期にあいさつを盛り上げ学校を活気づけるため、全校で取り組みたいといった話がされ、頼もしさを感じました。3学期が楽しみになりました。

 

その後、式辞として、2学期の始業式で頑張りたいこととして話した「話をしっかりと聞くこと」「時間を守ること」を続けていくことに加え、「自分で考え、自分から行動できることが増える室場っ子」を目指そうという内容について振り返りをしました。

特に「自分で考え、自分から行動できる」点については、高学年を中心にその成長を感じる場面が見られました。学習発表会やマラソン大会に向け、自分から練習に取り組む、準備を進める高学年の姿には頼もしさを感じました。

3学期の高学年の姿に期待したいです。

 

さて、本日、通知表をお渡ししました。

担任からは、一人ずつに対して声もかけています。

子供たちには、終業式は、自分が頑張ったことを振り返ることに加え、冬休みや3学期に自分が頑張りたいこと、頑張らないといけないことを考える大切な日だと話しました。

 

ぜひ、通知表を挟んで、子供たちの頑張りをお聞きいただくとともに、これからの自分に対するお子様の思いをお聞きいただければ幸いです。

 

明日から17日間の冬休みが始まります。

子供たちには二つのお願いをしました。

一つ目は、「勉強を頑張ること」です。
勉強といっても宿題などの教科の勉強だけでなく、お手伝いや読書、外で遊ぶこと、運動することなど、様々な経験から勉強できることにも力を入れたいと伝えました。だからと言って、タブレットで動画を見たり、ゲームばかりしたりしているのはさみしいよねとも伝えました。

 

二つ目は、いつも話している「命を守ること」です。
病気やけがに気を付けることももちろんです。
師走になり、いつも以上に交通事故の危険が高まっています。最近でも全国で子供たちが交通事故に巻き込まれるといった報道を耳にします。子供たちには、これまで以上に交通安全に気を付けることを伝えました。

 

子供たちにとって、クリスマスや大晦日、正月といった楽しみなイベントが多くあります。

交通安全、健康などに気を付けながら、楽しい、充実した冬休みを過ごせることを願っています。

 

改めまして、皆様のお支えのおかげで本日を迎えることができたことに感謝申し上げます。

残りは3学期となりますが、よろしくお願いいたします。

 

皆様、よい年をお迎えください。

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2023年12月 6日 (水)

自分自身の心(の弱さ)と

校長の稲吉です。

 

本日、校内マラソン大会を開催しました。

最近は、気温が低かったり、次第に風が強くなったりすることが多かったのですが、雲一つない青空が子供たちの頑張りを応援しているかのようでした。

気温もほぼ無風も、子供たちがこれまでの頑張りを発揮するのに絶好のコンディションでした。

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本日も多くの保護者の皆様に応援をしていただきました。

ありがとうございました。

 

頑張る子供たちの姿を見てどうだったでしょうか。

子供がひたむきに頑張る姿は、本当に輝いていて、すばらしいなあと感じます。

 

古い考えかもしれませんが、マラソンは「自分自身の心(の弱さ)」との勝負だと思っています。
苦しくなってきた時、辛くなってきた時、力を抜くのか、諦めるのか、それとも頑張るのかを決めるのは、その人自身の「心」だと思っています。

 

今年度、子供たちの「心」を育てたいと考え、ここまで教育活動を進めてきています。

子供たちには、将来、苦しいことや辛いこと、逃げ出したいことに出会ったときに、立ち向かい、乗り越える強さを身に付けてほしいと思います。

もちろん、その強さは、マラソンでなくても、楽しさや嬉しさといった成功体験からも身に付けることはできます。

でも、こういった「自分自身の心(の弱さ)」とひたすらに向き合うことも大切だと考えています。

 

本日、多くの保護者の皆様、そして、練習をしてきた仲間、担任に励まされ、それぞれの子供が自分自身と戦いながら、頑張りました。

 

スタート前に多くの担任が「順位や記録もだけど、自分の中でどれだけ頑張れるかが大切だよ」と声をかけていました。

頑張り方は子供それぞれだったはずです。

苦しんだ中にも子供なりに「自分の中で頑張った何か」があるはずです。

ぜひ、お子様に聞いてみてください。

 

本日は、応援、ありがとうございました。

また、多くの保護者の方に、コース上に立っていただくボランティアとしてご協力いただきました。大変、助かりました。感謝申し上げます。

今後も、今回のマラソン大会のように、授業においても保護者の方のボランティアをお願いしていく予定です。ぜひ、ご協力をお願いします。

 

2学期も本日を入れて、残り13日となりました。

よい冬休みが迎えられるよう、頑張っていきます。

引き続き、温かいご支援とご協力をおねがいします。

「誰か」のことじゃない

校長の稲吉です。

 

今回のブログのタイトルは、第75回人権週間のキャッチフレーズです。

 

人権週間は、昭和23年12月10日に国際連合において採択された「世界人権宣言」を契機として行われています。今年度は12月4日から10日までとなっています。

この人権週間では、特に人権啓発活動を強化する期間とされていますが、人権を大切にする考えは、この強化期間に限らず、いつでも行われなければなりません。

 

これを機会に、12月4日の給食の時間に放送で、子供たちに次のような話をしました。

 

・「人権」とは、みんなが、生まれた時から持っている「自分らしく生きる」権利のことです。

・みんなは、一人一人が、顔の形や背の高さ、声、性格など、色々なことが違います。

・そんな一人一人の違いを認めたり、自分や友達のよいところを見つけたりして、みんなが大切な存在であることを特に考える週間です。

・みんなは、自分の好きなところはどんなところですか?

・みんなの周りにいる友達のすてきなところはどんなところですか?

・自分と友達の違うところってどんなところですか?

・自分と違うから、自分に合わないからといって避けるのではなく、みなさん一人一人が優しい気持ちをもって、困っている子がいたら、認め合い、助け合いたいです。

 

 

先日、11月27日(月)には思いやり集会を開催しました。これも人権について考える一歩です。

http://nishioeducation.lekumo.biz/murobasho/2023/11/post-a473.html

 

ご家庭で、自分自身に対すること、友達について話すことなど、お子様の様子はどうでしょうか。

 

今、子供たちは心も体も大きく成長する時です。

人権は、私たち大人が模範となりつつ、子供の心に芽生えさせ育てていきたい、大切な考え方です。

そういった意味で、私たち自身も考え方や言動について、見つめ直さないといけないなあと感じています。

 

せっかくの人権週間です。少しでも良いので、お子様と話題にしていただければ幸いです。