「誰か」のことじゃない
校長の稲吉です。
今回のブログのタイトルは、第75回人権週間のキャッチフレーズです。
人権週間は、昭和23年12月10日に国際連合において採択された「世界人権宣言」を契機として行われています。今年度は12月4日から10日までとなっています。
この人権週間では、特に人権啓発活動を強化する期間とされていますが、人権を大切にする考えは、この強化期間に限らず、いつでも行われなければなりません。
これを機会に、12月4日の給食の時間に放送で、子供たちに次のような話をしました。
・「人権」とは、みんなが、生まれた時から持っている「自分らしく生きる」権利のことです。
・みんなは、一人一人が、顔の形や背の高さ、声、性格など、色々なことが違います。
・そんな一人一人の違いを認めたり、自分や友達のよいところを見つけたりして、みんなが大切な存在であることを特に考える週間です。
・みんなは、自分の好きなところはどんなところですか?
・みんなの周りにいる友達のすてきなところはどんなところですか?
・自分と友達の違うところってどんなところですか?
・自分と違うから、自分に合わないからといって避けるのではなく、みなさん一人一人が優しい気持ちをもって、困っている子がいたら、認め合い、助け合いたいです。
先日、11月27日(月)には思いやり集会を開催しました。これも人権について考える一歩です。
http://nishioeducation.lekumo.biz/murobasho/2023/11/post-a473.html
ご家庭で、自分自身に対すること、友達について話すことなど、お子様の様子はどうでしょうか。
今、子供たちは心も体も大きく成長する時です。
人権は、私たち大人が模範となりつつ、子供の心に芽生えさせ育てていきたい、大切な考え方です。
そういった意味で、私たち自身も考え方や言動について、見つめ直さないといけないなあと感じています。
せっかくの人権週間です。少しでも良いので、お子様と話題にしていただければ幸いです。