卒業
校長の稲吉です。
本日、29名の卒業生が巣立ちました。
コロナ禍を経て、久しぶりに全校児童が参加をし、また、多くのご来賓の方にご臨席をいただき、卒業式を開催することができました。
卒業式当日を迎えるにあたり、卒業への気持ちを行動で示し後輩たちを引っ張る卒業生、最高学年としてのバトンを引き継ぎ、自分たちが在校生のリーダーだと姿で示そうとする5年生、それに続く4年生以下の子供たち。
全校が一体となって、卒業式をつくりあげる中で、子供たちの、卒業生のために、在校生のために、これまでお世話になった人のためにといった、感謝の気持ちや自己犠牲の心が大きく育ちました。
「卒業生・在校生、別れの言葉」と典礼が話した瞬間、在校生の姿勢がピンと伸び、目は卒業生を一心に見つめ、一言も聞き漏らすまいと耳を澄まし、歌う際にはマスクは邪魔だと外し、涙をぬぐいながら歌う姿がありました。
ここに卒業生が後輩たちと築き上げてきた信頼関係を見ることができました。
コロナによる制限から解放され、子供同士のかかわり、最高学年としての活躍する姿をたくさん見せる機会が増えたことも、信頼関係を築いた一つかもしれません。
卒業生、在校生、全校児童の頑張りと成長に心からの拍手を送りたいと思います。
もちろん、保護者のみなさまもご家庭において、卒業式のことを話題にし、励ましていただけたことと思います。ありがとうございます。
改めて、卒業式で、体育館に響く子供たちの心のこもった声や歌声が聴けること、職員も含めた一体感を味わうことができること、本当に素晴らしいし、ありがたいことだと感じました。
これまでは、それが当たり前でしたが、そのありがたさを改めて今年度の卒業式で感じました。
卒業生のこの先の道が、しあわせいっぱいであることを心から祈念をしています。
本年度、在校生が登校するのも残り2日となりました。
よい終わりを迎えられるよう、取り組んでいきます。
本日までの保護者や地域のみなさまの温かいご支援に感謝申し上げます。