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2024年2月21日 (水)

大切なもの

卒業に向けて

校長の稲吉です。

 

「大切なものに 
 気づかない 僕がいた
 今 胸の中にある
 あたたかい この気持ち」

 

これは、「大切なもの」という歌の歌詞の一部です。

 

校長室にいると、朝の会や音楽の授業で、この歌が流れてきます。

思わず、口ずさんでしまいます。

 

卒業に向けて、全校が動き出しました。

今年度は、コロナ禍を経て、全校児童の参加による卒業式を行います。(これまでは、低学年は卒業式前にお別れの会をしていました。)

 

マスク着用や声出しの制限がなくなり、思い切り返事をしたり、呼びかけたり、歌を歌ったりできます。

卒業式自体は短い時間であり、できることは限られています。

その限られた所作の中で、卒業生は、在校生は、どのように気持ちを伝えていくのか。

もちろん、それに向けた過程でも同じことだと考えています。

 

私自身の経験から、この卒業式に向けた取り組みで、子供たちは、心がとても大きく成長すると考えています。

一つ学年を上がるという意味も含め、私たちは子供をもう一段階、伸ばしたいと考えています。 

 

この「大切なもの」の終わりは、次のような歌詞となっています。

 

「大切なものに
 気づかない 僕がいた
 一人きりじゃないこと
 君が教えてくれた
 大切なものを…」

 

教室や音楽室から聞こえてくる、子供たちの気持ちが入りつつあるこの歌を聴いていると、少しずつですが、卒業式当日の風景が見え始めてきました。

残り20日余り。お互いを思いやり、大切にしながら、あたたかい卒業式をつくり上げていきます。

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