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2023年1月22日 (日曜日)

どうする家康2

NHKの大河ドラマ「どうする家康」第三話では、松本潤さん演じる主人公の松平元康(若き日の徳川家康)と、矢島健一さん演じる吉良義昭の「東条城」をめぐっての戦いが描かれていました。東条城は、西尾市の吉良町駮馬にあったお城です。津平小学校区ですね。城跡は今もあり「古城公園」として整備されています。

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吉良義昭はもともと西条城(のちの西尾城)の当主でしたが、ドラマの話の頃(1561年)には、東条城の当主でもありました。また、家老に牟呂城(西尾市室町)の富永(伴五郎)忠元がいます。牟呂城は室場小学校区です。

4月、元康の指揮のもと家来の松平好景が深溝城(幸田町)から東条城に軍を進めました。決着はなかなかつかず「善明堤の戦い」で松平側は松平好景・松平定政・浅野定清・市川好之・松平景行・板倉好重らが討ち死にし、吉良側は東条城を守り抜きました。

そのため元康は、津平砦(吉良町津平)に松井忠次、小牧砦(吉良町小牧)に本多広孝、糟塚砦(平原町)に小笠原長茲をおいて陣を築かせ東条城を包囲しました。さらに西条城(西尾城)や岡山城(吉良町岡山)を本多広孝などに攻めさせ、落城させました。

9月、松平側の本多広孝・松井忠次が東条城を目指し進んできたため、吉良側の富永伴五郎は手勢を率いて討って出ました。これが「藤波なわての戦い」です。伴五郎は、奮戦して大久保大八郎・鳥居半六郎を討ち取りましたが、東条城に戻ろうとしたところ、本多広孝の槍を受け、本多甚十郎によって討たれました。この敗戦で吉良義昭は戦意を失い、降伏したそうです。

もちろん異説もありますが、このあたりが今回のドラマの頃のことです。吉良義昭は、この後の三河一向一揆でも登場すると思います。

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