出し惜しみをしない
校長の稲吉です。
本日、全校朝会がありました。
まず、表彰を行いました。
人権に関するポスターや競書会で入賞した子供たちを表彰しました。
たくさんの子が名前を呼ばれましたが、多くの子が、しっかりと気持ちを込めた返事ができ、素晴らしいなあと感じました。
その後の話では、この返事のことに触れました。
私自身、今から35年近く前の中学生時代、陸上で優勝しましたが、その後の表彰式でしっかりとした返事ができませんでした。
閉会式後、先生方から、「優勝者として、学校の代表として、自信をもって返事ができないのは、優勝に値しない。」と叱られました。
自分でも返事の瞬間に「しまった、できてないなあ」と感じたので、叱られたのももっともだと納得し、その時の苦い記憶は今も鮮明に残っています。
大勢の前で自分一人が返事をすることは、とても緊張するし、恥ずかしいし、勇気がいることです。でも、名前が呼ばれることに誇りをもって、決して大きい声でなくとも気持ちを込めた返事ができるといいなあと話しました。
また、以前、紹介した6年生が展開している3A運動(歩いて 安心 安全の学校に)にも触れました。
自分たちはきちんと守れているのか、放課の時間を使って全校のために頑張っている6年生を応援してほしいなど、子供たちに投げかけながら話をしました。
今日を含め、6年生は残り30日、在校生は33日の登校日となります。
返事をすることや廊下を走らないことをはじめ、色々なことに対して、今は、これまでつけてきた力を出し切る時であり、やれるのにやらない、頑張れるのに頑張らないのは、とてもさみしいことだから、頑張りたいと話をして終えました。
冷える体育館で、少し長くなりましたが、子供たちは真剣な目で話を聞いていました。
残りの日々、子供たちの出し惜しみをせず、頑張りきる姿に期待です。