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2025年12月24日 (水)

2学期「体験」を大切にして

 暑い中始まった2学期の76日間が終わりました。昨日、体育館でストーブをたいて、第2学期の終業式を行いました。
 3名の代表児童が、2学期にがんばったことを立派に発表しました。3学期への意気込みも伝わってきて大変うれしく思いました。
 2学期、本校では「体験」を大切にして学ぶ場
がとても多かったです。終業式では、スクリーンに写真をうつしながら、学習の様子を振り返りました。
 たけのこ組は、バス・電車に乗って刈谷市交通児童遊園に行ったり、育てたさつまいもで焼き芋に挑戦したりしました。活動の中でいつも「校長先生もどうぞ」とやさしく声をかけてくれます。たけのこ組の心のあたたかさを感じています。
 1年生は、虫取りに行ったり、どんぐりごまを作ったり、さつまいもで蒸しパンケーキを作ったりしました。また、2年生と一緒に竹島水族館に行きました。自然や生き物との触れ合いが多くありました。
 2年生は、敬老の日のハガキを書いて実際に郵便局に出しに行きました。また、ロケットシューティングという遊びでロケットを的に当てるためにどんな工夫をするかを考えました。よく飛ぶようになったロケットで1年生に遊んでもらう時間には、2年生が1年生にやさしく丁寧に教える姿がありました。
 3年生は、町探検で地域のお店や工場へ行きました。お仕事調べでは、えびせんべいを焼く体験をしたり、消防署で実際に防火服やボンベを身につけたりしました。まとめもタブレットで作成しました。さまざまな体験を生かしてまとめることができました。
 4年生は、排水機場の見学に行ったり、実際にパッカー車を見てゴミ回収について学んだりしました。自分たちの暮らしにかかわる社会の仕組みを積極的に学びました。また、名古屋市科学館に行ってプラネタリウムを見たり、5年生と一緒に人権について考えたりしました。
 5年生は、稲刈り、餅つきを行いました。地域・保護者の方にお世話になりながら、貴重な体験をすることができました。餅つきでは、ついた餅を5年生が、きなこ餅・あんこ餅・磯辺巻きにして全校児童に振る舞いました。みんなの喜ぶ顔は5年生のやりがい・達成感につながりました。いよいよ6年生に向けての準備に入ったと思わせるような5年生のがんばる姿が見られました。
 6年生は、修学旅行での体験が大きな成長につながりました。スローガン「一致団結」に向かって全員で努力しました。時間を守り自分から行動して、学ぶ心を大切にして、仲間に声をかけながら楽しい2日間を過ごしました。また、模擬選挙や命の授業などお招きした講師の方から学んだ授業も多くありました。6年生としてやり切った学習発表会のラストステージも特別な体験となりました。
 このような心動かされる体験により、子供たちに「感じる力」がどんどん育っているのではないかと思います。
 さらに本校は、「作文」に力をいれ、感じたことを言葉、文章に表し、伝え合う活動を継続しています。これにより「感じる力」はより確かなものになっています。
 冬休みの私からの宿題は、積極的に「よい体験」をすることです。冬休みはいつもと違う体験をするチャンスがあります。手伝いや外で遊ぶこと、運動すること、じっくり読書をすること。家族や親戚の集まりや地域の行事、旅行などがある場合は、そこでできる体験を思い切り楽しんでほしいと思います。
 そこで、感じる力は意識してほしいです。体験から感じたことをぜひメモして、日記や一枚作文に生かしていってほしいと思います。
 私が最近体験から感じたことがあります。私は学校に来るとき、茶臼山から登る朝日を見て、この朝日の輝きは「室場っ子の輝き」だと感じました。室場小学校、室場地区の輝きだとも感じています。このことも子供たちにぜひ伝えたくて、終業式で話しました。
 感じる力は、子供たちのこれからに絶対に生きてきます。心を豊かにします。毎日の生活を豊かにします。未来を創り上げるもとになります。
 保護者の皆様・地域の皆様のご協力のおかげで、2学期も教育活動を充実させることができました。3学期も「よく学び 明るく 強い 室場っ子」に向かう教育を推進してまいります。引き続きご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。