どうする家康5
NHKの大河ドラマ「どうする家康」第九話で、三河の一向一揆が終わりました。
吉良義昭(きら よしあき)は、大草の松平昌久(まつだいら まさひさ)と共に、東条城に入り家康軍と戦いますが、敗れて両名とも三河から逃亡しました。矢島健一さんと角田晃広さんが演じていましたね。
その後の吉良庄は、家康から義昭の兄の吉良義安(きら よしやす)が、東条西条の吉良氏を統一して領有することを認められたという説と、藤枝市薮田で幽閉されていた義安の死後、子の吉良義定(きら よしさだ)が吉良庄に身を寄せていたところ、天正七年に家康に会い、そこで取り立てられ、吉良氏の家督を継いだという説があるようです。
どちらにしてもその子孫が、忠臣蔵で有名な赤穂事件の吉良上野介こと吉良義央(きら よしひさ)です。義央の頃(元禄時代)の領地吉良庄は、岡山、横須賀、乙川、饔場、小山田、鳥羽、宮夾で、吉田や白浜は入っていないようです。
八ツ面の荒川義広(あらかわ よしひろ)も敗れて三河から逃亡しました。後の尾張徳川家に義広の子孫が仕えたという記録が残っているようです。
桜井の松平家次(まつだいら いえつぐ)は、松平宗家である家康に敵対する一揆衆と組んで、宗家転覆を企てましたが敗北しました。その後桜井松平家は、家康に許され以後宗家に従いました。