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2024年9月 2日 (月)

自分を成長させる2学期に

 校長の稲吉です。
 2学期がスタートしました。

 1学期の終業式、子供たちには私から「命を大切にすること」という最大の宿題を出しました。
 夏休み中、大きな事件や事故、病気やケガに関する連絡がなく、「命が大切にできたこと」を何よりもうれしく思っています。

 家庭での充実した生活、安全面や健康面での配慮など、保護者の皆様に改めて感謝を申し上げます。

 本日は、まず、地震の避難訓練を行いました。
 いつも、子供たちには避難訓練は「真剣に取り組むこと」が大切だと伝えています。
 8月の宮崎県沖の地震発生に伴う南海トラフ地震臨時情報の発表や、行き先が二転三転した台風10号など、私たちが予想できないほどの自然災害が近づいてきています。
 日ごろの訓練と日ごろからの心構えの大切さを改めて感じる夏休みでした。子供たちには、そのことも伝えました。
 改めて、地震などの災害について、家族で話題としていただければと思います。


 その後の始業式では、私自身の夏休みの過ごし方とつなげながら話をしました。
 私自身、出かけたり、趣味の時間をもったりしたことで、心も体もリフレッシュできたことに加え、頑張ったことも伝えました。
 頑張ったことはたいしたことではありませんが、朝、早く起きて可能な限り歩くことや本を読むことを「夏休みに頑張ること」と決めて取り組みました。
 そして、夏休みが終わった今、それをやり遂げたことで、「自信になったり、力になったりするなど、自分の中に残るものがあった」と話し、改めて、「頑張ることを決めること、目標をもって取り組むこと」の大切さを伝えました。

 2学期は、学習発表会やマラソン大会、修学旅行や校外学習などの行事に加え、学習や運動、遊びなどにじっくりと取り組むことができ、自分を大きく伸ばすことができる時です。
 子供たちには、大きな(長期的な)ことでも、小さな(短期的な)ことでもよいので、目標や頑張ることを決めて取り組み、自分が成長できる2学期にしようと伝え、始業式の話としました。


 始業式後、生徒指導担当から、夏休みを振り返る話をした際、次の質問をしました。
「今日、学校に来るが楽しみで仕方なかった子」
「今日、学校に来るのに、頑張った子」

 子供たちの手の上がり具合は、後者の方が多かったです。

 私たち大人でも、休み明けは、自分自身を動かすのにエネルギーが必要となります。
 子供たちも同様だと考えます。

 私たち教職員は、新学期にあたり、いつも以上に子供たち一人一人の様子(表情、話し方、文字の形、筆圧、給食を食べる量・・・など)をていねいに把握するように努めます。

 ご家庭においても、新学期のお子様の様子を見ていただき、気になることがあれば、ご連絡ください。

 台風10号が通り過ぎ、聞こえてくるセミの鳴き声の種類が変わってきています。
 秋が近づいてきているといいつつも、今週後半は、まだまだ厳しい暑さが続きそうです。
 熱中症にも気を付けつつ、2学期をスタートさせていきます。

 今学期も地域や保護者の皆様からの温かいご理解とご支援をよろしくお願いいたします。