残りの日数は
校長の稲吉です。
「校長先生、あと、何日?」
最近、廊下で会う子供たちに聞かれます。
「何日だろうね?」と返すと、
「あと○日だよ」と答えが返ってきます。
子供たちはちゃんと知っています。
1学期の残り日数のことです。
6月の全校朝会などで、1学期の残り日数を伝えながら、「頑張ろう」「まとめに向けて進もう」「やり残しがないようにしよう」などと伝えてきたからかなと思います。
7月に入りました。
子供たちが登校するのも今日を入れて13日となりました。
1学期の登校日数が73日です。
あっという間にここまで来ました。
残り日数は少なくなりましたが、まだまだ、子供も教師も授業や遊びに全力で取り組んでいます。
高学年が中心となり、もう一度、室場小に室場地区にあいさつを広げていこうと動き出そうとしています。
授業では、昨年度、西尾市教育委員会により音楽室や図工室、家庭科室、理科室などにも空調設備を導入していただいたおかげで、今の時期も気持ちよく授業に取り組むことができる環境が整っています。
外では、色とりどりの花を咲かせるアサガオが、光り輝くキュウリやナス、ピーマンなどの夏野菜が、暑さに負けず元気に遊ぶ子供たちのそばで、子供たちに負けじと育っています。
限られた日数ではありますが、子供一人一人が、自分の中で頑張れたこと、成長したことを自覚しながら1学期を終えることができるように、取り組んでいきます。
「チリン、チリン、チリン、チリン」
校長室にいると、涼しい風鈴の音が聞こえてきます。
ある学年の子供たちが図工の時間に風鈴を作っています。
担当教師が校長室にと「ホタるん」の風鈴を作成してくれました。
風鈴は、約2,000年前の中国で、物事の吉凶を占うことを目的として作られた道具が起源と言われています。
この音色のおかげで、蒸し暑い風が、少しばかり心地よく感じます。
同じ風、同じ温度にも関わらず、風が涼しく、心地よく感じるのは、私の気持ちの問題でしょうか。
まだまだ暑くなります。
風鈴の音を聞いて、心を落ち着かせ、慌てず、急がず、1学期の終わりに向かっていきたいと思います。