32名が巣立ちました
校長の稲吉です。
本日、32名の卒業生が室場小学校を巣立ちました。
今年度も卒業式は、全校児童が参加をしました。
本校のような小規模校だからこそ、全員で、一生懸命、心を込めて卒業式に取り組む、卒業生に思いを伝える、在校生に思いを伝えることが、学校文化を継承していくためにはとても重要なことだと考えています。
本日の卒業生の姿はとても立派でした。ここに至るまでの練習で苦労を重ねてきましたが、本日の姿は、卒業への、下級生への、おうちの方への、・・・、などといった様々な思いが伝わってくるものでした。
そして、在校生もここまでの練習を一回りも二回りも上回る頑張りが見られました。
「卒業生・在校生、別れの言葉」
という典礼の合図とともに、在校生の目つき、姿勢がぐっと変わるのを横から見ました。
前のめりになってセリフをいう子供、卒業生の歌をリズムをとりながら聴く子供、卒業生の姿を一目見ようと覗き込む子供、そして、卒業生との別れがさみしくそっと涙をぬぐう子供、・・・。
卒業生と在校生の間にある空間に、お互いの強い信頼関係、そして、お互いへの思いを感じることができました。
6年生を送る会への取り組みを含めて約1か月間の取り組みで、子供たちの「卒業生のため」「在校生のため」「室場小学校のため」といった感謝の気持ちや自己犠牲の心が大きく育ったと感じています。
卒業生は中学校の姿が、在校生は次の学年の姿が見えてきました。
保護者の皆様におかれましても、6年生を送る会や卒業式のことを話題としていただき、子供たちを励ましていただいたことと思います。ありがとうございます。
本日、職員一同、とても幸せな空間にいることができたことに感謝をしています。
卒業生がこの先、一人一人が幸せいっぱいで、素敵な自分の歴史をつくっていけることを心から祈っています。
卒業生が立派な姿で本日を迎えることができたのも、保護者や地域の皆様の温かいご理解とご支援があったからこそだと思っています。
改めて感謝を申し上げます。
本年度、在校生が登校するのも残り2日となりました。
本日、よい姿が見られたからこそ、残り2日間もしっかりと頑張らせ、次のステージに進めることができるようにしていきます。
引き続き、よろしくお願いします。