次につながる3学期に
校長の稲吉です。
最後の学期がスタートしました。
冬休み中、大きな事件や事故、病気やケガに関する連絡がなく、「命が大切にできたこと」を何よりもうれしく思っています。
あいさつの冒頭で、子供たちに楽しかったことや頑張ったことを聞いてみました。
「伊勢神宮に出かけた」「スキーに行った」「お餅をたくさん食べた」「釣りに行った」などの楽しかったことや、「家の人に教えてもらいながら勉強を頑張った」「スノーボードでターンができるように頑張った」など、それぞれの頑張ったことを教えてくれました。
2学期の終業式で、宿題などの勉強を頑張ることも大切だけれど、運動や読書、お手伝いなどから学べることもあると話をしました。
取り組んだことの大小は子供によって異なりますが、自分からチャレンジしたことは、必ず、その子の成長につながると考えています。
冬休み中の家庭での充実した生活、安全面や健康面での配慮など、保護者の皆様に改めて感謝を申し上げます。
始業式では、年度初めに掲げた子供たちと教師のキャッチフレーズである「よく学び 明るく 強い むろばっ子」を確認し、学期末に向け、勉強や運動、遊びや人のため、学級のため、学校のための活動に自分から頑張っていこうと確認をしました。
そして、最後の学期に期待することとして、次のような話をしました。
6年生は、いよいよ卒業が見え始めてきます。悔いのない小学校生活を送ることと、後輩に、一人一人が背中や姿で卒業への思いを見せてほしい。
5年生は、卒業生を支える立場になります。これまで頼る立場でしたが、頼られる立場に変わる時で、一人一人の言動への責任が重くなってきます。学校の中心としての活躍に期待をしたい。
4年生も5年生とともに学校を支えていく、学校をつくっていく動き出しに期待をしたい。
1年生から3年生も、次の学年を見据え、自分のことをきちんとやり切れることを大切にしたい。
3学期は登校日数が少ないですが、今年度のまとめの時期であるとともに、次の学年への準備の時でもあります。
ある学級の通信に「0学期」とありました。
子供たちに次のステージを意識させることで、心の面が大きく成長をします。
私たち教職員も短い期間の中、ゴールの子供たちの姿をしっかりと思い描き、焦らず、慌てず、じっくりと子供たちに向き合い、取り組んでいきたいと考えています。
保護者や地域の皆様には、本年も変わらず、温かいご支援をいただきますよう、お願い申し上げます。