今回の宿題は、どの学年も音読が出ています。上手に読めるヒントをお伝えします。
1年生
「あいうえおの うた」「あめですよ」の はじめての おんどく。はじめは、もじを ゆびで なぞりながら、ひともじ ひともじ たしかめながら よみましょう。なれてきたら、ほんを りょうてでもって、せなかを まっすぐにして よみましょう。くちを おおきく うごかして げんきよく。いえじゅうに げんきな こえを とどけられるかな。
2年生
「風のゆうびんやさん」は、たくさんゆうびんぶつをもっていますが、「ちっともおもたそうではありません。」どうしてでしょう。ゆうびんやさんからお手紙をもらったあいては、どんなふうにはなしているかな。おしゃれなあげはちょうさんがいう、「あら、うれしい」、「目をほそくして」いる犬さんの「うん、よかった、よかった。」、このはるうまれた子すずめたちの「学校て、なあに」。どんな人がどんなようすでいっているかな。おもいうかべて、それを こえにかえてみよう。ゆうびんやさんは、みんなのえがおが、うれしくて、ゆうびんぶつがおもくてもへいきなのかもしれませんね。
3年生
「すいせんのらっぱ」は、いろいろなかえるが出てきます。冬みんから目ざめたかえるのおき方や、せりふをかえて読んでみましょう。たとえば、まめつぶみたいなかえるの声は、高くて早口とか。声の大きさだけでなく、高さやはやさをかえるといいですよ。お気に入りのかえるは、とくに力を入れて読んでみよう。
4年生
「こわれた千の楽器」は、いろいろな楽器の気持ちを考えてみましょう。もしも自分だったら、自信がないとき、どんな声になるかな。だれかにはげまされて決心したとき、どんな声を出すかな。「それは名案だわ」の前にたっぷり息をすってみよう。「できた。」「できた。」とおどり上がってよろこぶ楽器たちのはやさと、月の「なんときれいな音」のはやさをかえてみよう。息のすい方、声の高さや速さでいろいろな気持ちを表現できますよ。
5年生
「だいじょうぶ だいじょうぶ」は、「だいじょうぶ だいじょうぶ」が何回も出てきますね。おまじないのようなこの言葉。ぼくは、こまったとき、こわいことにであったとき、「だいじょうぶ、だいじょうぶ」で、この世の中、そんなにわるいことばかりじゃないってことに気付いていきます。「だいじょうぶ だいじょうぶ」を言うときのおじいちゃんのしせい(さし絵)に注目してみましょう。ぼくの頭をぽんとしていたり、ぼくの手をにぎっていたり、少しはなれていたりしています。それは、おじいちゃんの気持ちをつかむヒント。同じ言葉だけど言い方のちがいをつくってみましょう。
6年生
「大造じいさんとがん」は、がんだけど、残雪かっこいいですね。話が進むにつれ、大造じいさんは残雪と対等になっていきます。「ううむ。」「ううん。」短いけれど、この言葉に、じいさんのどんな気持ちが見えますか。くやしいのかな。感心しているのかな。長いので、話の切れ目で区切って読んでもいいです。
✿おまけ✿6年生の理科の宿題のヒントです。月の観察をするときは、いつも同じ時刻、同じ向きがいいですよ。
スマイル
それぞれに、あったしゅくだいを出しました。じぶんのペースでとりくみましょう。きそく正しいせいかつをおくって、げんきですごしてくださいね。
宿題配付に際しまして、保護者の皆様におかれましては、毎回学校へ足を運んでくださいまして、ありがとうございます。
教科書に掲載されている文章は、幾重もの審査を通って選ばれたものです。音読は、日本語のリズムや文章構成を自然に身に着けることができます。慣れてくると適当な読み方になったり、「まあいっか」と投げ出したりしがちですが、ぜひ、根気よく続けさせてください。そのためには、お父さんお母さんの「じょうずになったね」「その読み方、気持ちがこもってていいね」などの励ましは効果絶大です。ぜひ、たくさんほめてあげてください。