7月12日(月)言葉の威力
普段使っている「言葉」は、人の体にどんな影響を与えるのでしょうか?
年齢によって違いはありますが、人の体の60%前後は水分です。
そこで、水分の多い植物(カイワレ大根)を使い、言葉による育ち方の違いを調べてみました。
同じ日に種をまき、同じ量の水を与え、同じ日当たりの場所に置き、条件をそろえて1週間育てました。
「ばか、死ね、消えろ、うざい」などのマイナスの言葉(ちくちく言葉)を1週間言い続けて育てたカイワレ大根と、「ありがとう、うれしい」などのプラスの言葉(ふわふわ言葉)を1週間言い続けて育てたカイワレ大根には、育ち方に大きな違いがあらわれました。
育ち方の違いは、写真の通りでした。このカイワレ大根を食べてみました。すると、マイナス言葉(ちくちく言葉)を浴びせられたカイワレ大根は、苦くて、強烈な辛さがあり、舌がぴりぴりしました。
水分の多い人間も、発する言葉に影響を受けている気がします。自分が発した言葉を、一番近くで聞いているのは「自分」です。腹を立てて人に罵声を浴びせたつもりが、実はその罵声を一番大きな声ではっきり聞いているのは自分です。温かい優しさに満ちた言葉も、発した自分が一番よく聞いています。自分のために、プラスの言葉(ふわふわ言葉)をたくさん言い、そして、温かい思いやりのあふれた人間関係を築いていってほしいなと思い、全校朝会で「ふわふわ言葉とちくちく言葉の話」をしました。