一色南部小学校ありがとう
三年間、校長として、勤務させていただきました。地域の温かさ、保護者の方の励ましとご支援に支えられ、明るく素直な児童と一生懸命な職員に助けられた三年間でした。
10月の研究発表会、毎年ドラマを生んだ運動会と駅伝大会、児童も職員も観客を喜ばせるために真剣になった学芸会。どれも、思い起こせば、つい昨日のことのようによみがえってきます。
44年の伝統を持つ業前マラソン。子ども達が目標を持ち、意欲的に取り組む姿に感動しました。一色南部小といえば、業前マラソン、それを中心に据えた健康教育。これは、全国にとどろく本校の誇りであり、伝統だと思っています。それを次代に引き継ぐことができたのではないかと少し安心しています。
健康には、食は欠かせない。「食べることは生きること。」子どもといえども、食に関心も持ち、自ら関わることが大切だと信じた私は、昨年「弁当の日」を導入しました。様々な家庭があり、快く思ってみえない方もいるかもしれないとは思いました。しかし、関わり方はいろいろな方法があると思っています。また、子どもにはできないから、失敗するからと先に杖をついてしまうことの多い大人は、子どもの失敗を支え、そこから、立ち直る応援をすることが大切なのではないかと思います。失敗こそが、なににも代え難い経験であり、そこからどのように立ち直ったかが、財産になるのだと思っています。だから、失敗を責めず、応援する大人でありたいと思っています。今、こどもたちは、「弁当の日」を本当に楽しみにしています。楽しみながら、学べることこそ、力になっていくのだと思います。
今まで、「弁当の日」にご協力いただいた保護者の皆様に深く深く感謝申し上げます。
あっという間の三年間でしたが、子ども達と先生方と「笑顔いっぱいの南部小」を目指して、前を向いて進んできました。たくさんの笑顔に出会えて、私は本当に幸せでした。
三年間のご支援に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。